ニーズダイアリー

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ドキュメンタルとは?その魅力と世界観を徹底解説。(*ネタバレ無し)

 暑いのと寒いのどっちが苦手?という質問には、質問された時期が夏なら暑い方、冬なら寒い方と答えます。ニーズです。

Amazonプライムビデオで配信されている、ドキュメンタルというお笑い番組はご存知ですか?

年末年始にドハマりしてしまったので、今回はドキュメンタルの魅力や世界観を紹介させていただきます。

テレビ番組であんなに笑ったのは久しぶりかもしれません。

 

1.ドキュメンタルとは?

ドキュメンタルとは。

ダウンタウン松本人志によって選ばれた芸人10名が、各々100万円持参のもと密室に集結しお互いに笑わせ合い、最後まで笑いを堪えて生き残った芸人1人に合計1000万円(内訳は各々持参した100万円+松本人志のポケットマネー100万円)が与えられるという内容の番組です。

 

基本的なルールでいえば、1度笑えばイエローカード、2回笑えばレッドカードを宣告され失格となります。(判定は松本人志が行います

2回目の笑いが多少のニヤけ程度なら、オレンジカードを与えられ退場を猶予される場合もあります。

つまり、お金を賭けた「絶対に笑ってはいけない○○」みたいなものです。

密室での芸人同士の駆け引きや緊張感から、

「ドキュメンタリー」と「メンタル」を掛け合わせてドキュメンタルという名前が決定しました。

 

また、第4回までで、

「攻撃ポイントルール」

「ゾンビルール」

が順次加えられました。

 

攻撃ポイントとは、笑わせた数に応じて与えられるポイントで、もし制限時間である6時間が経過して複数人の芸人が生き残っている場合、この攻撃ポイントが一番高い者が優勝となります。

これは、積極的に笑わせにかかる芸人のリスクを考慮し、ゲームを動かしやすくするために追加されたルールです。

次に、ゾンビルールとは、脱落した芸人がゾンビとして一定時間密室に復活し、生きている芸人を笑わせることが出来るルールです。

ゾンビは笑うことが許されているので、一定時間は好き放題に笑わせることができます。

ゾンビによって全員が脱落した場合、そのゲームはノーゲームとして、100万円は各参加者に返却されます。

 

2.笑いの無いお笑い空間

お笑いというのは、基本的に芸人がお客さんを笑わせて成り立つものです。(テレビでも観覧を入れますよね。

お客さんの生の反応によって、その場におけるウケた、スベったも決まってきます。

 

しかし、密室で行われるドキュメンタルには観覧がないので、どんなに実力のある芸人が実力のあるボケをかましたことろで、笑い声は基本的に0です。

松本人志が別室でモニター越しに解説している声や笑っている声が視聴者には聞こえますが、芸人達には全く届いていません。

つまり、本人達も何が面白くて何が面白くないのか分からない状態で、6時間もの間お互いに仕掛け合わなければならないのです。

 

その空間は最早、大荒地。(観ていただければわかります笑

普通の環境なら特段面白くないような言動でも、地上波では放送できないような下ネタでも、この密室内ではすべてがお笑いになり得ます。

このカオス過ぎる状況を俯瞰して観られることこそ、ドキュメンタルの魅力です。

 

3.芸人対芸人という構図

M-1キングオブコントのような賞レースでは、芸人がネタの点数を競い合って順位を決めますよね。

これも一種の芸人対芸人の構図ではありますが、そこには観覧客や視聴者、審査員などが介在しています。

一方ドキュメンタルでは、介在者一切なしの、ガチの殴り合いが観られます。

芸人がその場で芸人を笑わせるのと、芸人が練りに練ったネタで客を笑わせるのでは、勝手が違うのです。

 

ここで有効打になってくるのは、僕は楽屋のノリではないかと考えます。

いわゆる、舞台袖に他の芸人が集まるような芸人が有利ではないかと。

実際のドキュメンタルでも、楽屋ノリのような雰囲気の中でつい笑ってしまって脱落、というケースが散見できました。

 

この楽屋のノリ、内輪感のある笑いがお笑いファンにとっては見応えがあり、逆にお笑いにあまり興味が無い人からは敬遠されてしまう理由なのかもしれません。

ただ、お笑いにあまり興味が無い(バラエティをちょっと観る程度)人にもわかって欲しいのは、下ネタなど一見レベルの低いお笑いのように見えることでも、やっている本人達からすれば既に一周回っているということ。

お笑いに、綺麗も汚いも無いんです。細かいところはよく分からなくても、

全部含めて笑い飛ばしてしまえば、それだけでドキュメンタルは楽しめます(笑)

ちなみに、普段は地上波で活躍している人気芸人が追い込まれたときに見せる緊迫感など、いつもとは違った顔も楽しめますよ!

 

4.まとめ

ドキュメンタルを最初に観たときは、地上波でやっているバラエティ番組を超越したものを感じたと同時に、その敷居の高さのようなものも感じていました。

ただ、結局のところどれも「お笑い」に変わりは無いので、気楽に観てもいいもんだと僕は思います。

逆に、お笑いファンの人にとっては、

「ドキュメンタルで行われているお笑いの凄味を理解出来る自分」

が楽しめて良いのかもしれません。(悪い意味では無く

 

続編が今年の春に解禁だそうで(ペース速い!)、その時になったらまた記事でも触れたいと思います。

それでは、みなさまに幸あれ~