初心者だって二郎に行きたいんだ!小食もやし男(20)の二郎攻略奮闘記。
二郎系との出会い。
二郎。
それは、小食で薄味好きの私からすれば全く相容れないラーメン。
目のギラついた常連が作り出す、一切のギルティ(二郎でのNG行為らしい)を許さんとする、一見さんお断り臭の漂う殺伐とした雰囲気…
こええ。
友人のインスタのストーリーやツイッターなど、これ見よがしに載せられる『増し増し』の写真。
飯テロのつもりか?!全く羨ましくない!!(震
これが、私が最初に二郎に対して抱いた印象でした。
それから月日は流れ、先月。
浪人期にジロリアン(二郎ファン)として覚醒した幼馴染Aが東京に来ると言うので、東京住みの幼馴染Bも交えて遊ぶことに。
合流して早々彼は「行きたいところがある」と言い、慣れない地とは思わせないような足取りで、ある場所へと私達を案内したのです。
辿り着いた先で眼前に広がる光景。『押す』の貼り紙がシュールさを際立たせます。
Aが行きたい場所、と言うので大体覚悟は出来ていましたが、これは泣いても笑っても間違いなく二郎系の店。(正確にはインスパイア系というらしい
しかし、久々に会う友との食事を気が乗らないと断るほど私も野暮じゃないんです。(断れないだけだろ
意を決して中へ入ると、店員さんが作業する音だけが淡々と店内に響く、殺伐とした空間がそこに。
「初心者だとバレる訳にはいかない」と勝手に悲壮な覚悟を決めた私は、Bと共にAを見よう見まねで食券購入、着席、コール(ニンニク少なめ)を済ませました。
「Bも初心者だから心強いね」、と思われるかもしれませんが、私とBにはある決定的な違いが。
そう、それはポテンシャル。
力士張りの巨漢Bと小食もやし男(悲しいかな私のことよ)では、同じ二郎初心者とはいえ条件が違い過ぎるでしょうに!(矛先の無い苦言
そんなくだらない事を考えているうちに、お待ちかね()のアイツが着丼。
ミニラーメン(麺少なめ)
ミニの麺少なめなので、ミニミニラーメンといったところか。
これでミニ。ある意味、飯テロ。
ボキボキの極太麺はまるで何かの生き物のような迫力あるビジュアル。
細麺をちんたら「美味しいねぇ」とちゅるちゅるすすって生きてきた私からすれば、この画は最早ファンタジー。
ええい!どうにでもなれ!いただきます!!
…
……
………
あ、あれ?お、美味しいぞ??
塩分が効いてガツンとしたスープによく絡んだモンスター麺を、シャキシャキの野菜もろともワシワシと口にかきこむ作業。ドンドン進む。
特に程良く柔らかい豚が、ジャンクの王様として口の中で私を弄んでいるかのようだ。(食レポとは
一回止まって水でサッパリしようとすると、逆にキツくなります。(長距離ランナーのそれ
ミニラーメン麺少なめなのに、あと少しでも多かったら食べ切れなかったというところで無事完食。
隣を見ると、既に二人は完食し退店していました。食べ終わったのに店内で友達を待つなんてギルティなんです。友よ、俺の屍を越え(ry
外で二人に合流し、まるでアトラクションに乗った後のカップルのようにはしゃぎながら感想を言い合う時間がやって来ます。
塩気に未だビリビリする舌を烏龍茶で労わりながら、私は二郎系に魅せられてしまったのだと確信しました。
以降、空腹時には必ず二郎に想いを馳せる体になってしまいました。
初心者、小食の方へ
後日、二郎好きな大学の友人にこの話をしたところ、
「初めてで蓮爾とか、童〇が□□で△△するようなもんだぞ」
と、秀逸かつ最低な例えで笑われてしまったので、全くの二郎系初心者は恐らくあの店で初めてを捨てないのが普通なんでしょう。(量さえ間違わなければ、私は蓮爾でも良いと思います!
たしかに、蓮爾訪問後Aの東京最後の夜に行った
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は、二郎の中ではデフォルメで麺が少なく初心者向けだと思いました。
初心者で小食だけど、二郎系に行ってみたい方におススメするのは、
・二郎慣れした友達と行く。
・麺は量を選べるので(コールの前)、少なめか半分でお願いする。
・出来る限り空腹で行く。
・予備知識は最低限知ってから行く。
赤字は特に!ジロリアン的には量は魅力の一つでも、小食からすれば最大の敵は量なので…
食わず嫌いも、たまには意識して打破してみると新しい出会いがあるかもしれませんね。
ではでは、皆さんに幸あれ~